アニモと富士通研究所は、キーワード型音声検索ソフトウェア「VoiceTracking/KeywordFinder」を開発した。販売はアニモより、2月末から開始される。同製品は、音声認識技術により膨大な通話録音データをチェックして"見える化"することで、コンプライアンス上問題のある可能性の高い通話を迅速に抽出・確認することを可能にする。
同製品が開発された背景には、昨今、顧客と企業の取引、企業間取引において、電話記録を録音して証跡管理として活用することが「企業の信頼感」を醸成するようになりつつある一方で、多くの企業では録音した通話データが十分できてないという状況があるという。
採用されている「ワードスポッティング型音声認識エンジン」は富士通研究所が開発したもので、ユーザーの発声から語彙辞書に登録した単語のみを抽出し、それ以外の発声は無視するため、高速な処理が可能。1サーバ(インテル Xeon QuadCoreモデル)当たり、24時間で600名分(4,800時間)の通話録音データの処理を実現できる。
価格体系は3種類のライセンスから構成される。
ライセンス名 | 価格 |
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サーバ ライセンス | 250万円(1サーバ当たり) |
音声認識ライセンス | 20万円(1多重度当たり) |
検索ライセンス | 3万円(1CL当たり) |