マイクロソフトは2月19日、「法人様向け"Windows 7先行優待キャンペーン"」を実施すると発表した。併せて、「Windows Vista / Windows 7 互換性検証ラボ」を開設することもアナウンス。Vista⇒7の移行を円滑かつ安価に進められる環境を整え、新版リリース前に付き物の、現行バージョンに対するユーザーの不安を取り除く考えだ。
先行優待キャンペーンは、Windows Vista Business搭載のPCを新規に購入する法人顧客に対して、ソフトウェア アシュアランス(SA)購入の機会を与えるというもの。SA購入権は、Vista PCの購入から90日間有効(6/30を超える場合は同日まで)で、購入するとWindows 7リリース時にWindows 7 Enterpriseのディスクが郵送される。また、Vista Business搭載PCを購入して間もないユーザーにも配慮し、SA価格が異なる2つの優待プランも用意される(詳細は以下参照)。
また、新たに開設されるWindows Vista / Windows 7 互換性検証ラボでは、Windows 7 ベータ版の最新環境で独自アプリケーションの動作確認が行える。同ラボでは、専任のエンジニアが常駐しており、検証作業の支援や互換性情報の提供を受けることができる。こちらは2月20日から受付が開始され、サービスは無償で提供されるが、申し込み多数の場合は抽選となる。なお、ラボでの検証で得られた情報はホワイトペーパーとして公開される予定で、ラボを利用するには同条件への同意が必要になる。
こうした活動に併せて、マイクロソフトではWindows 7 Enterpriseを紹介するセミナーも行う。2月20日の東京セミナーを皮切りに、大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、高崎、金沢、広島、高松の全国10ヶ所で開催する予定。