日本電気とRSAセキュリティは2月19日、統合ログ管理領域での共同開発、および販売面での提携に合意した。
今回の合意により、RSAセキュリティの統合ログ管理ソフト「RSA enVision」を日本電気のPCサーバ「Express5800」に搭載したアプライアンス製品「RSA enVision powered by Express5800」として、日本電気が販売する。最小構成価格は680万円(税別)から。販売は3月2日より開始される。
RSA enVisionは、クライアント側にソフトウェアをインストールする必要がないエージェントレス方式を採用した統合ログ管理ソフトで、企業のITインフラを構成するさまざまなネットワーク機器、サーバ、ソフトウェアが出力するイベント情報(ログ)を高速、かつ網羅的に収集し、高圧縮率で効率的に保管できるというもの。また、1,100以上のレポートテンプレートを備え、一元的に管理されたログ情報からSOX、PCI-DSS(PaymentCard Industry Data Security Standard)などの新しいコンプライアンス要求に対応したレポートを作成できる。
両社は、2009年度から3年間で統合ログ管理領域、およびその関連ビジネスも含め、日本国内で約200億円の売上を見込んでいる。