米ホワイトハウスに「Recovery.gov」という新公式サイトが追加された。これは17日にバラク・オバマ米大統領が署名して成立した景気対策法の内容を米国民に伝えるためのオンラインポータルだ。7870億ドル(約72兆円)の使途を説明するチャート、景気刺激策のスケジュール、法案の全文などにアクセスできる。

開設のあいさつビデオでオバマ大統領は「このプランの規模とスケールを鑑みるに、ムダ、非効率性、不必要な支出を徹底的に排除する努力が必要になる」と指摘。Recovery.govを通じて「納税者から集めた予算をどのように投資するかという重要な決定が、あなた方によって精査される」と述べている。開かれた政府という、オバマ大統領の目標にしたがった新ポータル開設であるようだ。

現時点でRecovery.govのコンテンツは「American Recovery and Reinvestment Act」の狙いや具体的な対策、スケジュールの説明が中心となっている。基金の投資先については、カテゴリーごとの分配比率と大まかな金額の説明にとどまっているが、今後より詳細な情報を掲載していくという。また景気刺激策の"成果"を説明するページも用意されている。

基金の分配先をチャートで分かりやすく説明