世論調査サイト「世論調査.net - みんなの声!」を運営するイクオリティは18日、同サイトで実施中の、グーグルのストリートビューに関する調査の途中結果を公表した。これによると、調査に回答したユーザーの5割弱に当たる46%が、ストリートビューに関し「何かしらの規制、改善が必要」と考えていることが分かった。
世論調査.netは、「旬な話題から骨太なテーマまで、誰でも自由に調査をすることができ、その場で世論を見ることができるサービス」(イクオリティ)。同一利用者による多重回答防止に配慮したシステムを採用、発表調査に関しては、不自然な回答をクリーニングするなどの処置による偏り補正も行っている。
グーグルの「ストリートビュー」は、Googleマップ上で指定した地点をパノラマ写真で表示し、地図の歩行者視点を提供するサービス。
今回の調査は、『グーグル「ストリートビュー」について、プライバシーの侵害、犯罪誘発の可能性などの懸念が拡大しており、被写体に了承を得てからネット公開すべきだ等の意見も出ています。皆さんはどう思われますか?』との問いかけで、2009年2月8日から開始。5月31日まで実施される予定。
今回、中間報告として、世論調査.netを運営するイクオリティが、2月18日12時52分45秒現在の調査結果を公表。361人が回答した。
これによると、ストリートビューに関し「現行のままで良い」と回答したのは41.55%。
一方、「何かしらの規制、改善が必要」と回答したのは、回答者の半数近くに迫る46.26%だった。「中止するべき」との回答も6.65%あり、両者を併せると半数超がストリートビューに問題があると考えていることが分かった。
「わからない」は4.71%、白票は0.83%だった。
調査の問いかけにもあるように、ストリートビューを巡っては、プライバシーの観点などから改善や中止を求める声が相次いでおり、今回の調査結果も、そうした声を反映する結果となったといえる。