伊藤忠テクノソリューションズと日本オラクルは2月18日、オラクルのデータウェアハウス(DWH)製品群「Oracle Exadata」を活用したデータウェアハウス分野で協業を強化することを発表した。同製品はデータ検索性能を高速化するストレージ「HP Oracle Exadata Storage Server」と、サーバ、ストレージ、ソフトウェアを搭載するDWHシステム「HP Oracle Database Machine」から構成される。
HP Oracle Exadata Storage Serverは日本ヒューレット・パッカード(HP)のサーバ「ProLiant DL180 G5」をベースにしたハードウェア「HP Exadata Storage Server Hardware」と管理ソフト「Oracle Exadata Storage Server Software」から構成されている。また、HP Oracle Database Machineは、ネットワーク機器、ストレージ(Exadata Storage Server)、ソフトウェア(OS、管理ソフト、データベース)を組み合わせたDWHに特化したシステム。
今回の協業に伴い、CTCは東京都千代田区富士見に「DWH Competency Center」を開設する。同施設では、設置されている「Oracle Exadata」の実機を利用し、顧客の環境により近い状態での評価・検証を実施することで、導入後の投資効果を事前に把握することができる。また同社は、同施設の運営・プリセールのためのチームを組織し、導入を支援する検証サービス「POC(Proof of Concept)サービス」などを提供していく。これに対し日本オラクルは、同施設の運営を含む技術支援・販促、共同プロモーションを展開する体制を強化する。