セントリー日本は2月16日、USB付き金庫「耐火・耐水 USBポート付 デジタルデータストレージ(QE5551)」を3月上旬に発売することを発表した。標準小売価格は16万5,900円(税込)。
同製品は最大72枚の収納が可能なCDトレイ、キーフック、ドアポケット、収納ラックなどから構成される。最大の特徴はドアの裏にあるUSBポートがある点。これにポータブルHDDを差し込み、正面にあるUSBポートとPCのUSBを接続すれば、外部から金庫内のポータブルHDDのデータにアクセスすることが可能だ。
同製品は第三者検査機関「UL(Under Writers Laboratories)」と「ETL SEMKO」による、耐火テスト、爆発テスト、落下衝撃テスト、耐水性能テストに合格している。例えば、耐火テストは1,010℃の温度で2時間にわたって焼却を行っても、ポータブルHDD、CD、DVD、USBメモリなどのデジタルメディアが保護されるかどうかを検証するというもの。
つまり、火事が発生した際、同製品が燃えて消火放水を受けても、中に保管されている書類やデジタルメディアは無事というわけだ。重要なデータをポータブルHDDに格納して同製品で保管しておけば、災害にあったとしても、外部からデータを取り出すことができる。
接続可能な外部記憶媒体はUSB電源供給に対応している必要があり、ポータブルHDDのほか、USBフラッシュメモリ、SDカードやコンパクトフラッシュなどUSBカードリーダーに対応している製品などがサポートされている。
同製品の外寸は、約幅472mm ×深さ491mm×高さ603mmで、容量は約56.6リットル。同日、一回りサイズが小さな「QE4531」も発売が予定されている(外寸:約幅415mm ×深さ491mm×高さ453mm)。