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米国特許出願 20090006311(A1) 「AUTOMATED SYSTEM TO IMPROVE SEARCH ENGINE OPTIMIZATION ON WEB PAGES」がSEO(Search Engine Optimization)の関係者の間で注目を集めつつある。Yahoo!が出願した特許だ。ただの特許出願でありYahoo!が実際にサービスを提供するかは明らかではないが、サイトのアクセス数を左右する可能性があるため関係者は要注目だ。
AUTOMATED SYSTEM TO IMPROVE SEARCH ENGINE OPTIMIZATION ON WEB PAGESに関してはSitePoint, Automated SEO – A Possible Future According to Yahoo!の記事がわかりやすい。検索エンジンはSEOを嫌っていると思われがちだが、検索エンジンのほとんどはSEO用のツールを提供しており活用を支援している。特許出願されたAUTOMATED SEOはこれをさらに推し進めるような内容になっている。
AUTOMATED SEOのアイディアは、検索クエリログや検索データベースを分析してWebページやサイトを検索エンジンによる検索結果がすぐれたものになるように支援するというもの。編集者による思慮や考察を含むことなく検索エンジンのデータをベースにして改善が実施されるところがポイントとなる。対象はタイトル、ハイパーリンク、メタタグ、メタキーワード、headタグ、altタグなどが検討されているようだ。
AUTOMATED SEOを適用することでコンテンツの質が逆に低下するのではないかと現段階で心配するのは杞憂だ。しかしYahoo!がSEOをさらに発展させるための方法を検討していることが特許出願レベルで明らかになったことは考えておきたい。GoogleやMSNなどほかのプレーヤがどういった動きを見せるかも今後に注目だ。
Net Applicationsの報告によれば2009年1月における世界の検索エンジンのシェアはGoogleが81.48%でトップ、次いで10.22%のYahoo!、2.95%のMSNとなっている。Yahoo!はサイト構築者やWeb開発者向けに自社の検索エンジンの機能を提供する戦略を積極的に進めており、AUTOMATED SEOもそうした取り組みの一環として提供されるようになる可能性がある。