CSKグループでネットワークサービスを提供するISAOは6日、携帯サイトを審査する第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が策定した「コミュニティサイト運営管理体制認定基準」に準拠した「コミュニティサイト運用支援サービス」の提供を開始したと発表した。フィルタリングの適用除外となるためのサイト運営体制構築を支援する。

2008年6月に成立、2009年4月1日の施行が予定されている青少年ネット規制法においては、18才未満の携帯電話の利用者に対し、有害サイトの閲覧を抑制するフィルタリングの原則適用を義務付け

ただし、青少年間のコミュニケーションを中心とするコミュニティサイトは、EMAの認定基準の各項目をクリアする運営体制を構築し、EMAの認定を受けることで、フィルタリングによるアクセス制限の対象外となる。

ISAOでは今回、「基本方針」「監視体制」「ユーザー対応」「啓発・教育」の4分類で構成されるEMAの22の要求項目について、認定基準を満たすための「コミュニティサイト運用支援サービス」の提供を開始。

具体的には、利用規約や各種業務フロー、対応ポリシー、マニュアルなどの作成・構築を支援。24時間365日の有人目視サービスも提供する。

また、電話、メール窓口業務や、セキュアなCTSシステム「ログノコス」などのユーザーサポートサービスを提供。さらに、コンテンツ企画・更新サービスとして、啓発、教育用のコンテンツ企画とサイト作成も支援する。

ISAOでは、「これまでに蓄積したノウハウを活かし、EMA基準に準拠したコミュニティサイト運営体制構築を安価に支援する」としている。