米Appleの共同創業者として知られるSteve Wozniak氏がストレージ関連ベンチャー企業の研究部門責任者に就任すると、米New York Times (NYT)が2月5日(現地時間)付けの記事で報じている。

Wozniak氏がChief Scientistの役職に就任する企業は米Fusion-ioで、米ユタ州ソルトレイクシティを拠点に高速I/OやSSDの技術開発を行っている。同氏は2008年10月に同社アドバイザリーボードへの参加を表明しており、今回は改めて新ポストへと就任することになる。NYTによれば、早ければ同日中にも正式発表が行われる見込みだ。

Steve Wozniak氏の近影(IDF 2008会場にて)

自身の趣味やカルチャー、教育・慈善事業以外での最近の活動があまり語られないWozniak氏だが、NYTによればスタートアップ企業だったWheels of Zeusのビジネスを2006年に終了して以来、フルタイムでの仕事には就いていなかったという。Fusion-ioではフラッシュメモリを使った高速ストレージシステムの開発を担当することになるが、同氏にとっては久々の大きな仕事となりそうだ。