ブラザー工業と米マイクロソフトは2月4日(米国時間)、両社が保有する特許ポートフォリオの相互利用を可能にする特許クロスライセンス契約を締結したと発表した。

これによりブラザー工業は、デジタル複合機、プリンタ、一部のLinuxベースの組み込みデバイスなどの製品に、マイクロソフトの特許を使用できるようになる。一方、マイクロソフトは、WindowsやOfficeなどの同社の製品に、ブラザー工業の特許を使用できるようになるという。

ブラザーでは、これにより製品の開発スピードを上げる効果が期待できるという。なお、契約の期間など、具体的契約内容は非公開。      

マイクロソフトでは、同社のIPライセンス プログラムを2003年12月に開始して以来、500件以上のライセンス契約を締結しており、ブラザー工業以外にも同様の契約をHP、Samsung Electronics、富士ゼロックス、セイコーエプソン、京セラミタと締結している。