長期にわたって存在が噂されてきたGoogleのオンラインストレージサービス"GDrive"。「PCとネット端末や携帯電話を結ぶオンラインハブになる」、または「GoogleのサービスそのものがGDriveなのだ」など、様々な見方が今も飛び交っている。Google OSに並ぶGoogleのナゾになりつつあるが、どうやらGDriveという独立したプロジェクトは存在し、また独立した製品として提供される模様だ。Google Packのアップデートに向けて、ローカライズ作業のためにGoogleが翻訳者に送った説明ページのファイルが米国時間の1月30日時点でアクセス可能になっており、その中にGDriveの説明が含まれている。

GDriveに関する説明は3つ。

  • オンラインでファイルをバックアップ/保管

  • 写真、音楽、ドキュメントなど、あらゆるファイルに信頼性の高いストレージを提供

  • あらゆるデバイス (デスクトップ、ウェブ ブラウザ、携帯電話) から、いつでもどこでもファイルにアクセス

"あらゆるファイル"に対応するならば、GDriveは汎用のストレージサービスになるのだろう。すでにGoogleは写真用にPicasa Web Albums、ドキュメント用にGoogle Docsを提供している。他にもビデオ用にYouTubeがあるなど、用途を絞り込めば、すでにオンラインストレージを実現していると言える。クロスデバイスの実現は大きなポイントだが、あえてGoogleが汎用ストレージサービスを用意するからには、2004年4月にGmailが登場した時のように、クラウド時代にユーザーを前進させるような理由があってほしいところだ。Webブラウザから以外のアクセス方法として用意されるであろう専用ソフトがどのようなものになるのかも気になる。

GDrive以外では、Google Apps for Internet ExplorerやGoogle Talk : Labs Edition for Internet ExplorerといったInternet Explorerユーザー向けのソフト、StarOffice、Google PinYin(ピンイン方を使った漢字入力)などの記述がドキュメントに含まれている。