米Citrix Systemsは28日(米国時間)、2008年12月31日までの第4四半期業績および2008年度の通年業績を発表した。

発表資料によると、2008年度第4四半期の収益は4億1,600万ドルで、前年同期の4億ドルから4%増。純利益は、6,000万ドルで、前年同期の6,300万ドルに比べ5%減少したが、1株当たりの利益は前年同期と同じ0.33ドル。

一方、2008年度通年では、15億8,000万ドルの収益を記録し、前年の13億9,000万ドルから14%伸長した。ただし、純利益は、前年の2億1,400万ドルから17%減の1億7,800万ドルで、1株当たりの利益も前年の1.14ドルから0.96ドルへと減少した。

第4四半期の収益を内容別に見ると、製品ライセンスが前年同期比9%減、ライセンスが同13%増、オンラインサービス部門が同18%増、コンサルティング/教育/テクニカルサービスが同13%増。地域別では、北中南米地域で3%増、EMEA(Europe、Middle East、Africa)地域で2%増、太平洋地域で6%減。

2009年度第1四半期は、純収益が前年同期比約5%落ち込む見通しを立てているものの、2009年度通年では、2008年と同等の収益を達成すると予測している。

なお、同社は、業績報告に併せてリストラクチャリング計画も発表。全世界で約10%の人員削減を実施する。これにより、2009年第1四半期に1,900万~2,300万ドルの税引き前経費が発生するが、年換算で約5,000万ドルの人件費節約になるという。