ネット上で建築・土木工事の受発注をマッチングできるサイト「建サク」を運営するkodo.ccと大阪市の三和建設は29日、余った建設資材のオークションサイト「材クル」の提供を開始したと発表した。全国の建設現場から排出される不要材・廃材のリサイクルを促進すると同時に、低コストでの建設資材の調達を可能にすることを目指している。

29日に提供が開始された建設資材マッチングサイト「材クル」

両社によると、全国の建設現場から排出される不要材・廃材には、まだ使えるものが数多くある。

その一方、「これまでのオークションサイトなどでは、建設資材のリサイクルとしては利便性がなかった」(両社)。

両社では、これまでは捨てられていた余剰建設資材のリサイクルに着目。アイテムを建設用資材に絞ったオークションサイト「材クル」を開発した。

材クルでは、建設資材を売りたい場合、会員登録した上で資材を出品(登録、出品とも無料)。商品の検索は、会員登録しなくても無料で可能。

出品されている商品がマッチングに至った場合、出品者が最低300円の出品手数料を支払う仕組みとなっている。

両社では、「建設現場の特性に着目しながら、インターネットの可能性を最大限に生かすように開発された材クルによって、これまで誰も体験したことがない建設リサイクルの新たな世界が広がりを提案する」としている。