NECビッグローブは27日、中小企業向けのSaaS型オンラインストレージサービス『PCデータ保存サービス』の提供を開始した。シャットダウン時などにPC内のデータを自動バックアップするというもの。263円/5GBの低価格で利用でき、最大50GBまで拡張できる。

PCデータ保存サービスで自動バックアップ可能なデータは、任意の指定フォルダ、Microsoft OutlookやWindowsメールなどのメッセージおよびアドレス帳、Internet Explorerの「お気に入り」など(1.9GBを超えるファイル、DRMで保護されたファイルはバックアップ不可)。0～3世代の管理が可能なほか、情報漏洩対策として暗号化通信もサポートされている。バックアップの実行タイミングはPCシャットダウン時のほか、起動時や日時など、業務スタイルに合わせてカスタマイズすることができる。なお、バックアップデータはインターネット接続環境があれば、外出先からでも取得することが可能。

利用料は月額263円/5GB～2,625円/50GB(5GB単位で拡張)。2009年3月末までは5GBを無償で提供する(1,000ユーザーまで)。本サービスは同社の法人向けサービス「BIGLOBEオフィスサービス」のひとつ。申し込みにはBIGLOBE法人会員の契約が必要。同社は本サービスにより、「堅牢なBIGLOBEデータセンターで保管されるため、高いセキュリティレベルでの運用のほか、自然災害時などにも安全なデータ保管が可能」になるとしている。