ハミングヘッズは1月28日、人間が行うPC上の操作を自動実行させることができる「ソフトウェアロボット」(自動化ツール)「インテリジェンスプラットフォーム」を2月5日より販売することを発表した。

同製品は、人間がGUIによってOSやアプリケーション上で実行する単純作業に関する操作をそのまま記憶し、何度でも自動実行することを可能にする。これにより、ユーザーは人間の知恵が必要な複雑かつクリエイティブな業務に専念できるようになる。

「インテリジェンスプラットフォーム」が代替する作業の位置付け

同製品が備える機能は、「自動実行機能」「自動操作記録機能」「実行結果比較機能」の3種類に分類され、具体的には以下のような作業を自動化することが可能。

  • PCの管理: アプリケーションやドライバのインストール・アンインストール・再起動後のログオン、Windows/Office 製品などのサービスパック適用、ウイルス対策ソフトのパターンファイル更新、PCのセットアップ、メールアカウント作成
  • ルーティン業務: 会計資料作成、伝票入力、メール送受信、表やグラフの作成、データの比較・変換、 ログの収集・分析、PC の情報収集、データベースへの入力・更新・確認
  • その他PCの操作: ファイル操作、複数のアプリケーションにまたがった操作、ユーザーのログオン・ログオフ・シャットダウン・再起動

同社では、自社の情報漏洩対策ソフトウェア「セキュリティプラットフォーム」の品質評価に同製品を導入し、70万個のテスト項目を22時間で完了。手動で品質評価を行っていた従来と比べ、作業時間を約4ヵ月(30万項目)から22時間(70万項目)へ短縮し、年間可能テスト回数は2回から300回以上へとアップ。結果、コストが3分の1以下に削減されたという。

販売形態は年間ライセンスでの販売となり、価格はシステム構成と契約ライセンス数によって変動する。