"マイクロブログ" サービスとして日本でもユーザーが増えつつある米Twitterの時価総額が話題になっている。もっともTwitter自身はまだ上場さえしていないため、金額はまだ推測のレベルなのだが……。
ITニュースサイトの米TechCrunchの1月24日(現地時間)付けの報道によれば、Twitterはベンチャーキャピタルの米Institutional Venture Partnersから2000万ドルの出資を受けたという。Twitterはこれまでにも2回のラウンドに分けて出資を受けており、前回の2008年6月の資金調達では1500万ドルを獲得している。またTechCrunchがベンチャーキャピタリストらの話として伝えるところによれば、Twitterの現在の市場価値は2億5000万ドル相当に上るという。TechCrunchは昨年11月にもSNS大手のFacebookがTwitterに対して5億ドルでの株式交換による買収提案を行っていたと報じており、現在の水準でおよそ半分の水準まで到達しつつあることがわかる。
2000年のITバブル崩壊と昨年の金融危機による株式市場の崩壊、そしてそれによるIPO件数の目減りとシリコンバレー界隈では暗い話題が続くが、その中でもTwitterは数少ない元気なベンチャー企業だ。2億5000万ドルという評価額はその急成長や将来性に対して期待が込められたものなのだろう。