フラッシュバックは27日、英the foundryのブルーマットや、グリーンマットで撮影した対象物をキーイングし、任意の背景素材と合成するキーイングソフト「Keylight for FCP」を発売した。取り扱いは同社の通信販売サイト「フラッシュバックストア」などにて行われ、ダウンロード販売のみ。価格は3万2,340円。

Keylight for FCPの操作画面。同製品を使うことにより、映像を合成していると感じさせない品質の作品を作り出すことができるとのこと

同製品は、エッジの浸食、ぼかし、デスポット(にじみの除去)を使ってキーイングを行い、必要に応じてマットの操作も行う。また内部と外部のマット入力に対応し、個別な色補正、エッジの補正ツールなどを用い、仕上がりを微調整することも可能。キーイング性能は、反射、モーションブラー、半透明領域、髪の毛の扱いに特に優れているという。ビルトインされたキーノイズの抑制機能(spill suppression)は、多くの場合スクリーンカラーを選択するだけでマットを抜き出し、キーで前景と背景を結びつけることができる。対応アプリケーションは「Final Cut Pro 6」。対応OSは、Final Cut Pro 6が動作するMac OS X。インタフェースは英語版となっている。

なおKeylightは、映画「ウォンテッド」、「スピード・レーサー」などでも使用されているという。