欧州最大の消費者家電メーカーPhilipsも、すでに業績発表を行ったソニーや韓Samsung Electronicsと同様に赤字となった。
2008年第4四半期は14億6900万ユーロの損失を計上、これは、前年同期の純利益13億9800万ユーロから大幅な落ち込みとなる。売上高は、前年同期比12%減の76億2300万ユーロだった。
分野別には、主力事業である消費者家電を扱うコンシューマライフスタイルの売上げが前年同期から24%減少した。前年同期比37%減のTVや、同34%減のビデオ/マルチメディアアプリケーションが響いた。一方、ヘルスケアは好調で前年同期比9%増だった。
2008年通年では、売上高が前年比3%減の264億ユーロ、純損失は1億8600万ユーロだった。
同社はこれに併せ、6000人の人員削減計画と当面の自社株買い停止を明らかにしている。