警視庁は26日、ネットバンキング口座に不正アクセスして現金をだまし取ったとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで、住所不定無職の37歳男を逮捕したと発表した。男は他人の個人情報を利用して不正アクセス、自ら管理する口座に現金約900万円を移し替えた。朝日新聞によると、男は被害者の自宅に侵入、PCにウイルスをしかけて個人情報を入手したとみられている。

警視庁によると、男は2008年1月24日~27日の間、東京都江東区のマンガ喫茶などにおいて、東京都中央区の36歳の会社員男性のネットバンキング口座に不正アクセス。

会社員名義のネットバンキング口座から、男が管理する他人名義のネットバンキング口座に現金約900万円を移し替えた疑い。

警視庁は今年1月6日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機使用詐欺の疑いで、男を逮捕した。警視庁によると、男はすでに同日時点で、別の容疑で逮捕、起訴されていた。