宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、1月23日12時54分(日本時間)にH-IIA15号機(H-IIA・F15)を種子島宇宙センターから打ち上げた。
ロケット打上げ時の天候は曇り、北西の風(11.4m/s)、気温12.4℃で、打ち上げ後約16分後に温室効果ガス観測技術衛星「いぶき(GOSAT)」を分離した。その後、公募による6機およびJAXAによる1機の計7機の小型副衛星の切り離しを実施した。
いぶきについては、13時14分(日本時間)頃、オーストラリアのパース局にて受信したテレメトリデータにより、太陽電池パドル(SAP)の展開が予定どおり行われたことが確認されている。
なお、いぶきの設計寿命は5年となっており、その間、660kmの上空にて約100分で地球を一周しながら、世界中の5万6,000地点の温室効果ガスの増減を算出することとなる。