ビルコムは1月23日、広報業務の診断・分析・改善提案を実施するサービス「広報費用削減コンサルティング」の販売を開始した。同サービスは、同社がこれまで培った約180社の広報活動支援のノウハウをもとに企業・団体の広報業務の診断・分析を行って業務の過不足を明らかにすることで、業務改善を提案するというもの。対象は企業・団体の広報・経営企画部門で、納品期間約1カ月、販売価格40万円で提供する。
同社によると、昨秋以降の世界同時不況の影響から、企業・団体では広告関連の費用の見直しが求められているという。その一方、広報活動は企業によって対象範囲が異なるため適正な内容が定義されてない状態にあり、広報担当者は業務のムダを把握できない状態にあるとのこと。同社としては、同サービスにより、このような問題を抱える企業の広報業務の改善を提案していきたい構えだ。
同サービスは「現状業務診断」「現状業務分析」「業務改善提案」の3つのステップにて提供される。各ステップの特徴は以下のとおり。
現状業務診断: 広報担当者に100の質問によるインタビュー調査を行い、「情報配信」、「広報理解度」、「プレスツール」、「メディアリレーション」、「体制・運用スキーム」の5カテゴリーをもとに現状を診断する。
現状業務分析: 広報業務診断の結果を分析して各カテゴリーの成熟レベルを算出し、現状とあるべき姿の差異を明確にする。
業務改善提案: 業務分析によって重点活動項目を抽出し、「業務の廃止/削減」「業務の変更」「業務タイミングの見直し」「業務の集中/強化」という4つの改善パターンを提案するほか、改善による定性・定量的な費用削減の想定効果を提案する。