NTTデータは22日、XBRLの利用促進を目的として、XBRL(eXtensible Business Reporting Language)の利便性を体験できるWebサイト「XBRL Gateway」を公開した。
XBRLは、企業の財務諸表などをコンピュータ間で自由にやり取りするための言語。日本国内では、2004年のe-Tax(国税電子申告・納税システム)での利用を皮切りに、2005年にはeLTAX(地方税ポータルシステム)、2006年には日銀考査オンライン(金融機関などが日本銀行に財務状況の報告を行うシステム)、2008年には金融庁のEDINET(有価証券報告書などの電子開示システム)と東京証券取引所のTDnet(適時開示情報伝達システム)において導入されるなど、利用が広がりつつある。
今回公開されたXBRL Gatewayは、XBRL形式の情報を比較可能な形で並列・グラフ表示できるツール「XBRL-Viewer」と「XBRL活用事例紹介」を提供するWEBサイト。XBRL-Viewerでは、コラムをクリックすることで有価証券報告書に記載されている「企業の概況」や「事業の概況」といった文書データも表示できる。
XBRL活用事例では、NTTデータの「Zaimon」など、XBRLを使ったサービスやアプリケーションの事例や、XBRLの活用を支える製品技術などの紹介を行う。