米CEVAは、HDオーディオアプリケーション向けに包括的な単一DSPコアソリューション「CEVA-HD-Audio」を発表した。DSPコアには「TeakLite-III」を使用。すでにライセンスの提供を開始している。
同ソリューションには、コンフィギャラブル・メモリ・サブシステムや一般的なオーディオ・システムに向けたDSP用に最適化された大規模なオーディオ・コーデック、システム開発やSoCへの統合を実現するソフトウェア開発キット(SDK)などが含まれている。
また、汎用DMAコントローラの利点を持つメモリ・オーバーレイをサポートするなど、最適化された複数のオーディオコーデックを備えており、さまざまな問題に対応することが可能だ。さらに、状況に応じてオーディオアルゴリズムおよびコーデックフローを適応させることが可能だ。さらに、DDRメモリを用いることによるコスト削減もできるという。
なお、HDオーディオ・コーデックは、 MP3、 AAC-LC、HE-AAC、WMA、AC-3、RealAudio、Dolby DigitalPlus、Dolby TrueHD、DTS、DTS-HD MA、DTS-HD HRなどのフォーマットをサポートし、かつさまざまなビットレートで2チャネルから最大で7.1チャネルをサポートすることが可能。