日本SGIは、ビジュアル・サーバやストレージシステムを備え、遠隔地からシンクライアントでアクセスしてグラフィックス処理が行える「Visual DataCenter(ビジュアル・データセンタ)」をユーザー環境に構築するインテグレーションサービスを、1月末から提供すると発表した。
このサービスは、長年にわたりユーザーに技術とソリューションを提供してきた経験とノウハウを活かし、同社のグラフィックスの専門技術者が、コンサルティングからシステムインテグレーション、運用サポートを担当。アプリケーションの移行検証作業や、ネットワークコンサルティング(映像品質、セキュリティ)、ストレージコンサルティングなどをトータル・サービスとして提供する。
サービスでは、現状のユーザー業務フローとシステム環境を調査・分析し、適切なシステム構成を提案する「アセスメントサービス」(価格:30万円から)、導入前にユーザー先に小規模なシステムを構築し、実際に業務で使うデータとアプリケーションの試用ができる「テスティング・プラクティス」(期間2週間、価格:40万円から)、ユーザー環境にVisual DataCenterをインテグレーションする「インテグレーションサービス」(価格:20万円から)、ハードウェア・メンテナンス、電話による技術的な相談、ソフトウェア・アップデートなどを行う「保守サービス」(個別見積り)の4つが提供される。
主な対象は、製造業におけるデザイナー、CAE解析結果の可視化、科学計算の可視化分野(研究所、文教機関)などのハイエンドの可視化ユーザーとなっている。