米IBMは1月19日(現地時間)、現在米フロリダ州オーランドで開催されている年次カンファレンス「Lotusphere」において、同社コラボレーション製品群をクラウドサービスとして提供する「LotusLive」を発表した。
LotusLiveには電子メール、Notes等のコラボレーション機能、Webカンファレンス機能などが包含される。またLinkedInやSalesforce.com、Skypeなどの外部サービスと連携することで、CRMアプリケーション内からLotusLiveのコラボレーション機能を呼び出したり、あるいはコラボレーションのツールとしてSNSやボイスチャットを利用できるようになる。
IBMでは新サービスについて、「Lotusにおける20年間のコラボレーション技術の蓄積をクラウドに持ち込むもの」と説明する。大規模から小規模までさまざまなサイズの企業や業種で利用できるサービスを標榜しており、特に導入の容易さやシンプルさ、使いやすさを強調している。Web標準をベースとしており、他の企業が提供しているWebサービスとの連携のほか、既存システムとのシームレスな連携を行える「Click to Cloud」をキーワードに打ち出している。
ローンチパートナーとしてビジネス求人情報SNSのLinkedIn、CRMアプリケーションベンダーのSalesforce.com、音声チャットツールのSkypeとの提携を発表しており、これらサービスとのコンタクトリスト共有、サービス内検索、サービス同士の呼び出しなど、相互運用が可能。