富士通は19日、国際エネルギースタープログラム4.0に対応したPCサーバ「PRIMERGY TX120 S2」を発売した。価格は17万5,300円(税込)から、提供時期は23日から。

同社によると、国際エネルギースタープログラム4.0対応のデスクトップ型PCサーバは世界初とのこと。

PRIMERGY TX120 S2

新製品は、Core 2 Duo T9400(2.53GHz)/P8600(2.40GHz)またはCeleron 575(2GHz)の採用、電源ユニットの改善による80%以上の電源変換効率の達成、筐体内のレイアウト改善によるクーリング効率の向上に伴うCPU冷却ファンの削減により、最大消費電力を従来モデルと比べ31%減となる120Wに低減した。これにより、24時間365日の運用の場合で年間電気料金を約5,300円、CO2排出量を187kg削減できるという。

HDDは2.5インチSASを最大4台まで搭載可能。RAID構成はRAID5やRAID1+0の選択が可能となり、RAID5+ホットスペア構成も選択できる。従来モデルと同様の32dB以下の静音性と省スペース性、軽量性(最大10kg)を継承しつつ、USBポートの追加(全8ポート)や筐体前面から遠隔制御用インタフェースの操作を可能にするオプションの提供など、利便性を高めた。

また19日から3月31日まで期間限定の新発売キャンペーンモデルを発売する。構成は以下の通り。

モデル名 TX120 S2 キャンペーンモデル
型番 PGT12224SW
ハードウェア構成 Core2 Duo P8600(2.40GHz)、1GBメモリ、147GB SAS HDD×2(RAID1)、DVD-ROMドライブ
OS Windows Server 2008 Standard ダウングレードサービス付き(Windows Server 2003 R2,SE)
価格 42万5,300円(直販価格、税込)

新製品の提供開始に合わせ、PRIMERGYシリーズの1WAYタワー型と1WAYラック型で最新CPUの採用および標準メモリ容量の拡大による基本性能の向上を図るとともに、2台の物理サーバの冗長化構成により信頼性を高めた高信頼ハイアベイラビリティシステムサーバ「PRIMERGY TX300HA S4」を販売開始する。また、現在販売中のPRIMERGYにおいて、Windows Server 2003 R2のパッケージ製品および正規OEMライセンスの提供終了に伴いWindows Server 2008ダウングレードサービスを提供開始する。

国際エネルギースタープログラムとは

国際エネルギースタープログラムは、世界7カ国・地域(日本、カナダ、米国、台湾、オーストラリア、ニュージーランド、EU)で実施されているオフィス機器の国際的省エネルギー制度です。製品の稼働、スリープ、オフ時の消費電力などについて、省エネ性能の優れた上位25%の製品が適合となるよう基準が設定され、この基準を満たす製品に右記の「国際エネルギースターロゴ」の使用が認められています。財団法人 省エネルギーセンターのWebより引用)。