Integrated Device Technology(IDT)は、「Nehalem」アーキテクチャに基づいて製造されるIntelのサーバ向けプロセッサ「Xeon」のサポートを開始することを発表した。
具体的には、DDR3 RDIMMに向けたJEDEC規格に準拠した統合型レジスタ/PLL製品の提供を行う。すでに製品として「SSTE32882HLB」の提供を開始している。同製品は、DDR3-800からDDR3-1333、DDR3-1600までのクロックスピードに対応するほか、拡張されたテスト/デバッグ機能が組み込まれており、新たなRDIMMモジュールの設計、テスト、デバッグを容易にしている。
また、サーバソリューションとして、PCI Express(PCIe) Gen2スイッチソリューションおよびタイミングソリューションの提供も行う。同スイッチソリューションは、サーバやワークステーションにおいて、消費電力を最小化し、ワットあたりの性能を最大化してTCOと熱設計の複雑さを軽減することが可能となる。さらに、同タイミングソリューションは、Nehalemに基づくXeonなどのQuick Path Interconnect(QPI)に求められる位相ジッタ要件を満たしているという。
なお、Intelでは、同サポートに対し、「認定DDR3メモリが提供できるようになったことで、開発者は「Intel Core i7やNehalemベースのXeonに基づくプラットフォームの設計において、帯域幅の向上を生かせるようになる」としている。