Monoプロジェクトは13日 (米国時間)、MS.NET互換の開発フレームワーク / ランタイム環境「Mono 2.2」をリリースした。LinuxやMac OS X、WindowsやSolarisに対応したバイナリパッケージのほか、openSUSE 11.0ベースのライブCDに同梱される形で公開されている。

今回のリリースでは、JITコンパイラエンジンとして新たに「Linear IR」を採用。生成されるコードの最適化が進んだ結果、v2.0系と比較してパフォーマンスが大幅に改善された。MS.NETのネイティブイメージジェネレータ (ngen.exe) に相当する事前コンパイル機能 (Ahead-of-time compilation、AOT) も、フルサポートされている。ほかにも、SIMD命令セットのサポートや、インタラクティブシェル「csharp」の追加などが行われている。