NECフィールディングは14日、SOHOやサテライトオフィスなど小規模オフィスでの、IP電話システムとブロードバンドネットワーク環境の導入を容易化するサービス「音声/データ統合パック」を発売した。基本構成の価格は100万円(税別)

新サービスは、ルータ機能を持つIPキーテレフォン主装置とIP多機能電話機8台によりIP電話とブロードバンドネットワークの双方を利用可能にするものであり、必要な装置と構築工事、初年度の保守サービスを一括して提供するのが特徴。導入価格を低減するとともに販売店によるシステム提案の簡易化を実現するとしている。基本構成に含む1年間の出張保守サービスを含むため、ユーザー企業は安心して利用できるという。

通信事業者が提供するブロードバンド回線と、同じ回線を利用して同一通信事業者が提供するIP電話サービスを組み合わせることで通信コストを低減するとしている。

必要な機器と設置工事および初年度の保守サービスを一括提供し、基本構成での動作検証を完了しているため短期間で導入可能。システム導入時のIP多機能電話機の増設やFAX機能の追加などオプションサービスを用意しており、導入後の事業の拡張に合わせたシステム拡張にも対応する。

音声/データ統合パックのシステムイメージ

新サービスの構成機器等は以下の通り。

・IPキーテレフォン主装置:UNIVERGE Aspire X
・12ボタンIP多機能電話機(ホワイト色) :8台
・設計構築(工事)
・出張保守サービス(初年度1年間)

同社は新サービスについて、今後1年間で1億円の販売を見込んでいる。