予想より売上の大幅ダウンが避けられないことが判明したIntel(写真はシリコンバレーにある本社) |
米Intelは1月7日(現地時間)、同社2008年第4四半期(10 - 12月期)の予備決算を発表した。同四半期の売上見込みは82億ドルで、第3四半期からの下落率は20%、昨年同期比では23%のダウンとなる。同社は昨年11月12日に同四半期の見通しが当初予測を10-20%程度下回る90億ドル程度になると発表していたが、実際の下落率はそれをさらに下回るものとなりそうだ。
売上以外のファクターでは、グロスマージンは55%のラインに落ち着くことになりそうだ。また同社が投資しているWiMAXサービスプロバイダの米Clearwireの株価下落で、約9億5,000万ドルの評価損が発生することも報告した。リストラ関連の費用は当初の予定通り2億5,000万ドルから変更ない。
今回の発表を受け、7日のIntel株価は前日の終値15.37ドルから最大7%程度まで下落し、原稿執筆時点の7日午前中の時点で14ドル台後半の水準で推移している。なお同社は正式な第4四半期決算の発表を1月15日午後2時半(米太平洋時間)に予定している。