住商情報システム、日本HP、マイクロソフトの3社は7日、戦略的なIT投資による費用削減や社員の生産性向上など、企業の「攻め」の経営を支援するITプラットフォームソリューションを共同で提供すると発表した。
3社は、出張・通信費用や紙の資料の削減、業務効率の向上と社内コミュニケーションの活性化の支援などを行う「ワークスタイル革新IT基盤構築サービス」を協力して提供する。
同サービスは日本HPのブレード型サーバ「HP BladeSystem」とストレージ「HP StorageWorks EVA」、およびマイクロソフトの「Office SharePoint Server」「Exchange Server」「Office Communications Server」に、住商情報システムのシステムインテグレーション導入ノウハウを組み合わせたもの。
企業のコミュニケーション基盤を最適化することで、業務コストやIT投資を削減しつつ、異なる部門間や異なる拠点間での円滑なコミュニケーションが可能になるという。
また、マイクロソフトが展開中の、戦略的なIT投資により企業の費用削減と社員の生産性向上を支援する「Save Money.キャンペーン」において、新サービス提供をその一環として位置付けている。
新サービスは、住商情報システムが過去3年間に30社以上のユーザー企業において培ったマイクロソフトのOffice SharePoint ServerやOffice Communications Serverなどソフトウェア製品を中心とするSI実績をベースに、基盤構築を短期/中期/長期にステップアップ導入していくためのノウハウをサービス化したもの。短・中・長期における情報共有基盤構築に関する要件定義支援と各製品の導入および開発サービスであり、短期では既存システムのリプレイスと各製品基本機能活用による業務定着化、中期では各製品上位機能の活用による業務効率の改善、長期では.NET開発によりさらなる改善効率の実現につながるシステム機能強化を実施する。短期間でのスモールスタートを要望するユーザー企業にマッチした内容になっているという。
今後3社は、29日に開催予定のイベント「コミュニケーション基盤のご提案 -社員の生産性向上を実現!不況をのりきるITインフラ技術!-」をはじめ、営業・マーケティング・技術サポートなどにおいて各種の施策を展開し、今後1年間で30社の案件受注を目指す。