エンタテインメント・パッケージ アワード(epa)実行委員会は、Webサイトのデザインコンテスト「web the contest 01」の審査結果を発表した。「web the contest 01」は、POPユニット「Sweet Vacation」のミニアルバム『I miss you -ep-』のPRをテーマに、Webサイトのデザインを一般の学生から公募するというコンテスト。
同コンテストは、弊社Web Designing誌の馬場静樹編集長が審査委員長を務め、Sweet VacationのメンバーであるMayとDaichiも審査に加わった。このコンテストに関して馬場審査委員長は「webサイトが創るイメージやコンテンツがどれほど大切かを認知していただく素晴らしい機会。Sweet Vacationというアーティストの世界観をサイトでどう伝えるか、そのサイトを見た人がどう感じるかを突き詰めた作品が、やっぱり面白い作品だと思いました」と総評を語った。
大賞を受賞したのはデジタルハリウッド WEBスペシャリスト専攻の宮内俊次郎氏の作品。宮内氏の作品を馬場審査委員長は「Sweet Vacationやこのミニアルバムに興味を持ってやってきた人たちに、アーティストや楽曲の魅力を存分に伝えようという気配りが随所に見て取れる作品。大きく敷かれた背景写真は、スライドショーのようにゆっくりと置き換わっていき、アーティストの視覚的な魅力を存分に伝えているし、その上に半透明のレイヤーを敷いたうえで展開するプロフィールやタイトル紹介などの情報も豊富に用意されている。ページを開くと、Flashコンテンツの読み込み時間を利用して、ピクトグラム的に描かれた世界地図上を飛行機が横切っていく。見に来た人たちを、素敵なバケーションの世界へと誘うような素敵な演出だ」と評価した。
Grand Prix大賞
また、今回のコンテストにおける「素材」とも言えるSweet VacationのDaichiは、「今回のように、学生クリエイターの方々に自分たちのwebサイトを自由に作っていただくという試みは大歓迎です。僕らはweb上でリスナーに曲の素材データを公開して、『初音ミク』で自由に僕らの新曲を完成させてもらうというような試みもしています。僕らにとっても、このように様々なクリエイターと交わるのは、とても面白いことです」と、このコンテストの意義を語った。なお、Grand Prix以外の入賞作品は以下の通り。