NECは、新型インフルエンザの対策として、NEC本社入口に「赤外線サーモグラフィシステム」を設置し、入場者の体表面温度する実証実験を開始したと発表した。

設置した「赤外線サーモグラフィシステム」は、NEC Avio赤外線テクノロジーが開発したもので、体から自然に放射される赤外線の強度を解析して温度分布を映像化する。NECでは、入場者の体表面温度が所定の温度(38度を想定)を超えた場合は、さらに、非接触型の電子体温計や使い捨て型の体温計等で正確な体温の測定を行い、結果に応じて、マスクの着用を促す、手洗いの徹底を行う、などの処置を行うことで、職場内での感染拡大防止につなげていく。同社では本社以外の、事業場、支社の入口への設置も今後検討する予定だという。

NEC本社に設置された「赤外線サーモグラフィシステム」