サイオステクノロジーと日本オラクルは12月17日、アプリケーションレベルでの障害検出を実現した仮想化環境向け高可用性ソリューションで協業すると発表した。

今回の協業により両社は、オラクルが提供する「Oracle VM」と、サイオステクノロジーが提供する「LifeKeeper」を組み合わせたソリューションを提供していく。

これらのうち、LifeKeeperは、障害検出機能、IPフェイルオーバー、共有ディスク(ファイルシステム)フェイルオーバー、RAW/IOリカバリー、CCISSリカバリー、IPS/ServeRAIDリカバリーなどの機能を備えたクラスタソフトウェアで、アプリケーションレベルで可用性を高めることができるという。一方、Oracle VMは、その名のとおり米Oracle製のサーバー仮想化ソフトウェアで、現在無償で提供されている。

両社は、両製品を組み合わせることで、サーバ統合によるコスト削減、省電力化といったメリットを享受しつつ、耐障害性の高い安定した運用が行えるとしている。