イーキャリアプラスが、インターネット関連業界に勤務するWebプロデューサー/WEBプランナー/Webディレクター/Webデザイナー各100人の計300人を対象に2008年12月に実施した「第6回 インターネット関連業界の職種別給与調査」によると、インターネット関連業界に勤務するWeb制作関連職種の平均年収は518万円であり、職種別ではWebプロデューサー/プランナーが634万円、Webディレクターが519万円、Webデザイナーが401万円だった。
年齢別に見ると、20-24歳で258万円、25-29歳で441万円、30-34歳で466万円、35-9歳で498万円、40歳以上で598万円であり、年齢を重ね経験を積むごとに給与も徐々に上がっている。
職種別の平均年収を2008年5月に実施した前回調査と比較すると、Webプロデューサー/Webプランナーはプラス14.9%、Webディレクターはプラス10.9%、Webデザイナーはプラス12.0%と、いずれも2ケタ増だった。
今回の調査でWebプロデューサー/Webプランナーの年収が高い理由は、プロジェクトの統括という業務特性に加えて本部長クラスや事業部長クラスが他の職種と比べて多かったことが考えられるという。
過去に経験した職種を見ると、職種により明確な違いが現れた。 Webプロデューサー/Webプランナーでは営業の比率が39.0%と高い。組織運営や外部との折衝などコミュニケーション力が必要となるため、営業経験で培ったスキルを活かして活躍している人が多いとイーキャリアプラスでは見ている。WebディレクターやWebデザイナーでは逆に、営業経験者は少ない。
3職種に共通する点としては、プログラマがどの職種においても高い傾向にある。Web制作の現場においてはデザインスキルだけでなく開発知識も必要になることから、プログラマとしてのキャリアを積んだ上でWeb制作関連の職種に就く人が多いことが推察できるという。