ヤマハとトレンドマイクロは、中小企業のIT活用におけるセキュリティ強化と利便性の向上を目的に協業、第一弾としてヤマハのファイアウォールルータ「SRT100」と、トレンドマイクロの法人向け総合セキュリティソフトを連携させたポリシーチェック機能を提供すると発表した。
SRT100と連携するのは、トレンドマイクロの「ウイルスバスターコーポレートエディション 8.0」と「Trend Micro ビジネスセキュリティ 5.0」(いずれか一方があれば良い)。SRT100が両ソフトの管理サーバと連携し、クライアントから外部への接続要求があった場合、そのクライアントのセキュリティ対策の実施の有無や、パターンファイルが最新であるかどうかを確認し、もしポリシーに合っていない場合は、通信を遮断する。
この機能は、クライアントへの新たなエージェントソフトのインストールや、既存のネットワーク構成を変更する必要なく導入が可能で、導入後もSRT100とトレンドマイクロ製品が自動で最新の情報を共有するため、設定のアップデートが不要だという。
今回の連携に合わせヤマハでは、動作連携を実現するSRT100用ファームウェアを、2009年1月中に同社のホームページ上にて無償で公開する。
なお、この協業により、ヤマハでは今後1年間に「SRT100」3000台の販売増を見込んでいる。