日本ユニシスとマイクロソフトは、SaaS型のSFA(営業支援)ソリューション分野で協業し、第1弾として、マイクロソフトの総合CRM(顧客情報管理)アプリケーション「Dynamics CRM 4.0」をベースに、SaaS型SFAソリューションを共同で開発、日本ユニシスが2009年1月から販売を開始、2009年3月からSaaS型サービスの提供を開始すると発表した。価格は現在のところ未定。
日本ユニシスでは、自社データセンターにDynamics CRMをベースとするSaaS型SFAソリューションを装備し、ユーザーに提供する。そして、業務テンプレートを開発しているパートナーと協業し、製造業向け基本テンプレートから開発・提供を開始し、順次、他業種向けテンプレートを提供していくほか、コンサルティングサービスも併せて提供する。また、今後はOutlookの連携による情報共有、Excelとのリアルタイム連携など、Officeとの連携を強化していくという。
一方、マイクロソフトは、当該ソリューションの開発・拡張にあたり、Dynamics CRMおよび連携する各種サーバ製品を含めた包括的な技術支援を行うとともに、イベントやセミナーなどを通じてCRMシステムの導入促進、定着化を支援する。
なお、同一のサーバ群を複数企業・組織で利用するマルチテナントによるSaaSでDynamics CRMを提供するのは、国内初だという。