日本電気は11日、レッドハットのオープンソース統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の販売契約を締結し、製品サブスクリプション、およびトレーニングコースの販売を開始した。
JBoss Enterprise Middlewareは、3種類の基盤ソフトウェア製品と3種類の開発フレームワーク製品からなる製品サブスクリプションとなっている。基盤ソフトウェア製品は、Java EE 5仕様のEJB 3.0に対応したJ2EE 1.4完全準拠のアプリケーションサーバ「JBoss Enterprise Application Platform」、ESB、jBPM、Rulesなどが統合されたSOAベースのシステム構築を実現するサービス統合基盤「JBoss Enterprise SOA Platform」、およびWeb 2.0対応の企業ポータルを短期間かつ低コストで実現するポータル基盤「JBoss Enterprise Portal Platform」。年間サブスクリプション料金は、それぞれ70万2,000円から、210万6,000円から、140万4,000円から。
開発フレームワーク製品は、オブジェクト/リレーショナルマッピング(O/Rマッピング)機能によりデータベース連携を容易にする、Javaオブジェクトの永続化のためのフレームワーク「JBoss Hibernate Framework」、ビジネスプロセスの構築と自動化を可能にするBPMエンジンで、ビジネスプロセスの定義、調整、実行、監視のための柔軟性と拡張性に優れたフレームワーク「JBoss jBPM Framework」、およびビジネスポリシーやビジネスルールの定義、変更、管理を容易にする実行エンジン「JBoss Rules Framework」。年間サブスクリプション料金は、それぞれ23万4,000円から、35万1,000円から、70万2,000円から。なお、開発フレームワーク製品は、JBoss以外のアプリケーションサーバでも利用できる。
トレーニングコースは、JBoss Application Serverを使ったEJB 3.0やJava EEプログラミングに関する技術をマシン実習を通して修得する「JB161 JBoss/J2EE基礎」、JBoss Seamを用いた開発手法をマシン実習を通して修得する「JB170 JBoss: Seam Essentials」、JBoss Enterprise Application Platform の基本機能やアプリケーションの構成や管理について、講義とハンズオン形式の演習を通じて修得する「JB336c JBoss Administration」、ビジネスプロセスのデザイン、タスク管理、クライアントAPI、アプリケーション統合やカスタマイズなどJBoss jBPMを使ったビジネスプロセス開発スキルを実践的な演習を通して修得する「JB449 JBoss jBPM」、講義とマシン演習を通して、JBoss ESBの利用方法を修得する「JB453 JBoss ESB」。受講料は、それぞれ29万4,000円、22万500円、15万5,400円、22万500円、15万5,400円。