Red Hatは5日(米国時間)、同社の最新アプリケーションサーバとなるJBoss Application Server 5.0.0.GAを公開した。JBoss AS 5.0はJava EE 5に対応したアプリケーションサーバ。3年におよぶ再設計の賜物で、JBoss Microcontainerと呼ばれる完全に新しいカーネルアーキテクチャに準拠した実装がおこなわれている。
JBoss AS 5.0に含まれている主なコンポーネントは次のとおり。
- JBoss EJB3
- JBoss Messaging
- JBossCache
- JBossWS
- JBoss Transactions
- JBoss Web
JBoss AS 5.0のテーマはASを構成するコンポーネントをそれぞれ独立したプロジェクトへ分離し、それらを統合できるプラットフォームを構築することにあった。プロジェクトを独立させることで開発速度の向上と柔軟性を実現しつつ、自由に組み合わせることで適用範囲やスケーラビリティの向上をはかっている。
Java EE 5に対応したプラットフォームを検討している場合、JBoss AS 5.0は検討に値するプロダクトだ。一つ前の4.2系はJ2EE 1.4に準拠しており、JBoss AS 5.0へ移行するためのバージョンと位置付けられている。より古いバージョンを採用している場合、一旦4.2系へアップグレードしてから5.0へアップグレードするといいだろう。