日本IBMは、同社ブレードサーバ「IBM BladeCenter LS22」と「IBM BladeCenter LS42」に、AMD Opteronプロセッサを搭載したモデルを追加し、本日より出荷すると発表した。従来モデルに比べプロセッサ性能やメモリーアクセスでおよそ2割向上するほか、消費電力も16%削減できるという(従来の同等機種)。価格はLS22で39万9,000円(税込)からとなっている。
「IBM BladeCenter LS22」「IBM BladeCenterLS42」は、クアッドコアのAMD Opteronプロセッサ(開発コード名:Shanghai)を搭載。その性能を活かすため、メモリー・ブースター機能により、リモートメモリーへのアクセスを96%高速化する設計になっているという。
省電力に関しては、AMDプロセッサに搭載されている「デュアル・ダイナミック・パワーマネージメント機能」の活用や「ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)」の採用により、消費電力の削減を行っている。
BladeCenter LS42についてIBMでは、データの高速計算を必要とするHPC(HighPerformance Computing)、画像処理を必要とするCAE(Computer AidedEngineering)、データ処理を必要とするBI(Business Intelligence)などに最適としている。
製品概要は、下記の通り。
「IBM BladeCenter LS22」 | 「IBM BladeCenter LS42」 | |
---|---|---|
CPU | クアッドコア AMD Opteron 2.7GHz | クアッドコア AMD Opteron 2.5GHzまたは2.7GHz |
HDD | 最大600GB | 最大600GB |
メモリー | DDR2メモリー最大32GB | DDR2メモリー最大64GB |
最小構成価格 | 39万9,000円(税込) | 60万9,000円(税込) |