米Yahoo!は12月1日 (現地時間)、Yahoo!ユーザーの今年の検索動向をまとめた「The Yahoo! 2008 Year in Review」を公開した。総合の検索トップ10は以下の通り。

  1. Britney Spears

  2. WWE (World Wrestling Entertainment)

  3. Barack Obama

  4. Miley Cyrus

  5. RuneScape

  6. Jessica Alba

  7. Naruto

  8. Lindsay Lohan

  9. Angelina Jolie

  10. American Idol

「Britney Spears」は総合と個人の2冠。過去8年で7度目の1位となった。今年は医療センターでの集中治療というどん底状態から、ドラマのゲスト出演を経て、秋にMTV Video Music Awardsで復活。シングルリリースに続いて、米国時間の12月2日に新アルバムが発売される。激しい浮き沈みの連続がトップキーワードにつながっているとYahoo! では分析する。6位の「Jessica Alba」は電撃結婚、9位の「Angelina Jolie」は双子の写真公開と、今年もセレブのゴシップが検索に結びついた。

「Barack Obama」は個人カテゴリーで2位、政治カテゴリーで1位。大統領選での勝利を伝えるニュースはyahoo.comで今年もっともクリックされた。ニュースカテゴリーでも「Election 2008」が3位に入るなど、黒人候補が当選を果たした歴史的な大統領選に関する検索のランクインが目立つ。

なおニュースカテゴリーの1位は「Hurricanes」。自然災害の一刻を争う状況においてWeb検索が重視されているのが分かる。また4位に「Pakistan」、6位に「China」、7位に「Iraq」、10位に「Afganistan」と外交に課題を抱える米国の現状が反映された。そのような中で、2位にフロリダ州の少女行方不明事件の「Caylee and Casey Anthony」、5位に女性から性転換した男性が妊娠した「Pregnant Man」などの社会ニュースがランクインした。

経済カテゴリーは、2位「Oil Prices」、3位「Gold Price」、4位「Gas Price」、6位「Sallie Mae」、7位「Stock Market」、10位「Debt Consolidation (借金整理)」など。今年前半は原油価格、後半は景気減速が検索動向に影響した。1位は経済刺激策の1つとして行われた税金払い戻し「IRS Stimulus Checks」。刺激効果が疑問視されたが、国民の関心は高かったようだ。