ヤフーは25日、2008年にYahoo! JAPANで検索されたキーワードを集計した「2008年検索ワードランキング」を発表した。総合ランキングでは、2006年2007年と2年連続で1位だった「mixi」が、ついに今年その座を明け渡す形となった。新たにランキング1位となったのは……。

Yahoo!検索 総合ランキング(上位25位まで掲載)

順位(昨年) キーワード
1(2) YouTube
2(1) mixi
3(3) 2ちゃんねる
4(4) Google
5(5) 楽天
6(6) Amazon
7(9) ニコニコ動画
8(7) goo
9(10) ANA
10(11) JAL
11(12) NTTドコモ
12(19) 郵便番号
13(13) MSN
14(16) JR
15(18) au
16(20) じゃらん
17(17) Gyao
18(-) 翻訳
19(15) ウィキペディア
20(22) ハローワーク
21(14) ハンゲーム
22(24) 価格.com
23(21) Hotmail
24(23) ソフトバンク
25(25) 地図

「YouTube」がランキングに登場したのは2006年、いきなりの12位登場という注目株だった。2007年は2位までランクを上げ、今年はついに1位へ。3連覇は成し得なかったmixiは、しかし2位にランクイン。3位は昨年と同じで「2ちゃんねる」。3位までの顔ぶれは昨年と変わっていないが、SNSから動画共有へとユーザーの興味がシフトしていることを伺わせる結果だ。「ニコニコ動画」も昨年の初登場9位からランクを上げて7位だ。

上位50位中、今年の初登場は18位「翻訳」、43位「東京ディズニーランド」、45位「ヤマト運輸」など。なぜランクインしたのか、というより、今までなぜランクインしていなかったのかが気になる。逆に目立ってランクを下げたのは昨年8位→今年46位の「脳内メーカー」。しかし、脳内メーカーを提供するサイト「うそこメーカー」ではブーム後も続々と新たなツールを公開。"脳内メーカー"シリーズも第4段まで公開され、ネットのブームにしては長く人気を保っているようだ。

検索された著名人のランキングでは、1年を通じて検索数を伸ばした「上地雄輔」が、いきなりの4位登場。上地のブログは今年、1日の閲覧ユニークユーザー数が多いことでギネスにも認定された。このほか、5位の「サエコ」、8位の「ともさかりえ」もブログで人気を集めた。"新ブログの女王"と言われた「中川翔子(しょこたん)」は残念ながらトップの座を「EXILE」に譲った。EXILEは今年発売したアルバム2作がミリオンを記録したという活躍ぶりが、検索数にも影響したようだ。

著名人ランキング 総合

順位(昨年) キーワード
1(5) EXILE
2(1) 中川翔子(しょこたん)
3(7)
4(-) 上地雄輔
5(-) サエコ
6(16) B'z
7(3) YUI
8(-) ともさかりえ
9(15) コブクロ
10(-) 梨花

テレビ番組では1位「ROOKIES」、2位「ラスト・フレンズ」、4位「篤姫」などドラマが強いのは相変わらず。2005年、2006年に1位だった「あいのり」は今回3位となったが、長寿人気番組の実力を見せた。視聴率が低いと言われながら終盤に人気の高まったNHKの朝ドラ「ちりとてちん」は、3月までの放送だったが11位と健闘。

モバイル版検索ランキングでは1位が「mixi」となっており、モバイルからの利用が増えていることを伺わせる。初登場はモバイル向けのサービスを開始した「YouTube」(5位)や「Amazon」(8位)など。この他、「モバゲータウン」「スター・ビーチ」「Mコミュ」など、携帯専用のコミュニティサイトが上位に入っている。

現在公開されているYahoo!の特集ページでは、ランキングの他に検索数急上昇ワードから月別に2008年を振り返る「上昇ピックアップ2008」や、「Yahoo!検索ランキング」の人気コーナー「トレンドサーフィン」の2008年度版「検索トレンド10」などが閲覧できる。