本田技研工業は25日、新型燃料電池車「FCXクラリティ」の国内リース販売を開始。第一号車を環境省に納車した。販売計画台数は、日米合わせて3年間で200台程度を予定しており、米国では7月からリース販売が開始されている。日本での販売は当面、官公庁および一部の限定された民間企業へのリース販売となる予定。

FCXクラリティ

燃料電池車とは、水素と酸素の化学反応で電気を発生させる燃料電池を搭載し、電気モーターを動力とする次世代環境対応車。「FCXクラリティ」は、燃料電池車専用として設計され、同社が独自に開発した燃料電池スタック「V Flow FCスタック」を搭載している。

国内外の主要自動車会社や主要エネルギー企業が会員となっている燃料電池実用化推進協議会(同社は理事会員)では、2015年を目処とする一般ユーザーへの普及開始を想定し、燃料補給を行う水素ステーションの整備などに向けた取組みを推進中だ。