CG-ARTS協会が「第14回学生CGコンテスト」の受賞作品を、サイト上で発表した。部門は静止画、動画、インタラクティブの全3部門。
同コンテストの応募総数は1,017作品。部門別では、静止画581作品、動画328作品、インタラクティブ部門108作品が集まり、動画作品の応募が増えたことが特徴的だったとのこと。また、同コンテストの審査員長・原田大三郎氏は集まった作品について、「受賞された方々だけではなく、ノミネートされた作品達は、どの部門においてもレベルが非常に高く、もはや"学生"という肩書を必要としない、若手作家の集まりなのだという印象を強く受けました」と絶賛した。応募作品の傾向については「ただ単にデジタル技術を駆使しただけの表現ではなく、デジタルによって生まれた結果・効果をもう一度、人間のフィールドに、つまりアナログの世界に取り込み、そこでアナログならではの味付けをし、さらにそれを再度、デジタル処理し仕上げる。そこにはアナログとデジタルを軽やかに行き来する、若い世代の柔軟さを見て取ることが出来ます」と語った。
第14回学生CGコンテスト受賞作品
最優秀作品は、静止画部門が武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科2年の谷川瑛一の作品「ship」、動画部門が東京造形大学 造形学部デザイン学科 2008年卒業の横田将士の作品「記憶全景」、インタラクティブ部門が多摩美術大学大学院 美術研究科 デザイン専攻 情報デザイン研究領域1年の多田ひと美の作品「全的に歪な行且 -第二犯-」がそれぞれ受賞した。最優秀作品、優秀作品は以下の通り。
静止画部門 優秀作品 |
静止画部門 優秀作品 |
動画部門 最優秀作品 |
インタラクティブ部門 優秀作品 |
インタラクティブ部門 優秀作品 |
静止画部門 U-18賞作品 |
動画部門 U-18賞作品 |
インタラクティブ部門 U-18賞作品 |
特別賞作品 |