マクロミルは20日、SaaS型テキストマイニングシステムを展開するプラスアルファ・コンサルティングと共同で、ネットリサーチで収集した自由回答文章の傾向をWeb上で直感的に分析することができる新サービス「Quick-MINING ASP」の提供を開始した。
ネットリサーチで収集した自由記述文章は、内容の定量化・視覚化が難しく、専門のテキストマイニングソフトを利用しても辞書設定の手間や利用方法の習得が必要など、十分な活用がしにくい。同サービスは、より手軽に自由回答の分析を行いたいというニーズに応えるもの。
主な機能は、頻出単語を集計して話題の全体像を可視化する「ランキング」、主なキーワードとそれに関する話題を視覚的に表現する「マッピング」、出現ワードを一覧表示する「ワードクラウド」など。調査内容や対象製品に合わせた辞書設定にも対応している。
顧客企業はリサーチ終了後に専用のWebページ上でこれらの機能を利用し、自由回答の傾向を分析することができる。ランキングやマッピングの結果は、ExcelやPowerPoint形式でダウンロードすることも可能だ。
利用料金は500サンプル・自由回答質問1問の場合で4万円から(基本的な辞書登録設定込み)。マクロミルでは、製品・サービスの利用実態調査や、ブランドイメージ調査、広告評価調査などに活用できるとしている。