米Googleは11月18日(現地時間)、写真週刊誌として一世を風靡した米国「LIFE」の写真コレクションのオンライン公開をスタートしたと発表した。LIFEコレクションの専用ページのほか、画像検索のクエリーに「source:life」を加えることでコレクションの閲覧が可能。現在のオンライン対応状況は約20%で、今後数カ月をかけて順次コレクションを追加し、全1,000万点のコレクションをデジタル化してオンラインからアクセスできるようにする計画だ。
第二次世界大戦前にスタートして当時の文化や政治を写真というスタイルで伝え続けてきた「LIFE」だが、メディアの変化とともに衰退期を迎え、紆余曲折を経た後に現在では休刊状態となっている。だがLIFEの持つ写真アーカイブは19世紀以前のものも含めて膨大なコレクションが蓄積されており、ネガやスライド、印刷物などの形で現在も所蔵されている。このうち、実際に出版という形で世に出た写真はごくわずかだという。LIFEは直近の休刊にあたり、コレクションのうちの約1,000万点をGoogleと共同でデジタル化し、オンラインで公開していくことを表明していた。今回公開されたのは、このデジタル化計画の一部となる。
この機会にぜひ、100年以上の歴史を刻んできた写真コレクションの一端を楽しんでほしい。