日本ユニシスは19日、低コストでの電子購買システムの開発を実現したMicrosoft .NET Frameworkベースの電子購買システム構築支援ツール「eProT」を発売した。価格は1システム1,000万円(開発・保守環境と本番環境を合わせて)。
電子購買システムとして広く使われているERPシステムの購買・調達業務モジュールでは、ユーザーごとにライセンス費用が発生することから多額のライセンス費用と保守費用を負担する必要があるが、eProTではユーザーライセンスによる費用負担を意識することなく、取引先との企業間電子商取引に必要な各種機能を実現できる。用意されている機能は、ログイン認証、カタログ購買、ワークフロー、発注/受注、電子入札(見積)など。
業界や企業固有のニーズに合わせた機能を組み込んでカスタマイズすることを前提としたアプリケーションフレームワークを採用しているほか、購買申請や見積依頼、発注といった購買業務がすでにシステム化されている企業向けに、取引先とのコラボレーション機能だけに特化した「WEB発注・見積テンプレート」も用意されている。また、システム単位の費用体系となっていて、利用者数やトランザクション数にかかわらずソフトウェアライセンス費用が不要となっている。