企業のブランド戦略やWeb戦略に関するコンサルティングを行う日本ブランド戦略研究所は、2008年10月10日から2週間、国内有力企業250社の企業情報サイトについてユーザーからの評価を調査、その結果を公表した。
同調査では、業種別に抽出した企業情報サイトユーザーに対象サイトのコンテンツを閲覧してもらい、会社案内、ニュースリリース、技術・品質、CSR・環境、IR、経営理念の6コンテンツについてそれぞれ5段階で評価。総合評価である「CCサイト指数」は、6つのコンテンツ評価の平均によって算出している。
調査によると、今年のランキング1位はサントリー。「会社案内」や「安全・安心」をはじめ、全てのコンテンツで安定した高い評価を得て、昨年の6位から大きく順位を上げた。昨年1位のトヨタ自動車は「理念・ビジョン」「IR情報」などのコンテンツが高く評価され、サイト指数のスコアも上昇したものの、今回は2位となった。
業種別ランキングでは、パナソニックが社名変更に伴うリニューアル後に「CSR・環境」「IR情報」等で評価を得て「電機・精密」で1位。全体的に「食品・水産」や「電機・精密」業種に評価の高い企業が多く、「運輸」「情報・通信」「金融・保険」では平均して低い企業が多い結果となっている。
CCサイト指数ランキング
順位 | 企業名 | スコア |
---|---|---|
1 | サントリー | 116.4 |
2 | トヨタ自動車 | 99.8 |
3 | アサヒビール | 98.5 |
4 | キリンビール | 96.8 |
5 | パナソニック | 94.7 |
6 | カゴメ | 93.5 |
7 | アサヒ飲料 | 93.0 |
8 | 大塚製薬 | 91.8 |
9 | 味の素 | 90.0 |
10 | TOTO | 89.2 |
11 | キッコーマン | 88.7 |
12 | ブリヂストン | 87.5 |
13 | サッポロビール | 87.3 |
14 | ハウス食品 | 87.2 |
15 | 本田技研工業 | 87.0 |
16 | キユーピー | 86.7 |
17 | 富士フイルム | 86.3 |
18 | 伊藤園 | 85.8 |
19 | 新日本石油 | 85.7 |
20 | オリンパス | 85.5 |