レッドハットは13日、SOA対応ミドルウェア「JBoss Enterprise SOA Platform 4.3」、SOA環境のシステム管理製品「JBoss Operations Network 2.1」、サービスモニタリング機能を提供するオプション製品「JBoss ON Monitoring for SOA」の提供を開始することを発表した。
JBoss Enterprise SOA Platform 4.3は、エンタープライズ・サービスバス、ビジネスプロセス・マネジメント、ビジネスルール管理など、SOAアプリケーションの構築に必要な機能を一通り備えた基盤ソフトウェア。新版では、大幅なパフォーマンスの向上、WS-AddressingやWS-SecurityなどのWebサービスプロトコルの拡充、JRubyをはじめとする新たなスクリプト言語との連携、セキュリティ機能の拡張などの機能強化が施されている。
一方、JBoss Operations Network 2.1は、JBoss Enterprise SOA Platform 4.3で構築したSOA環境に対してサービス管理機能を追加するためのもの。複数のJBoss Enterprise SOA Platformで構成される大規模なSOA環境も統合的に管理することができるという。
また、JBoss ON Monitoring for SOAは、サービスの稼働状況を可視化するモニタリング機能とアラート監視機能を提供する。
いずれもオープンソースとして開発されており、ソフトウェア自体のライセンスは無償。テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含むサブスクリプションの年額は、JBoss Enterprise SOA Platform 4.3が4CPUあたり210万6,000円(税別)、JBoss ON Monitoring for SOAが4CPUあたり19万8,000円(税別)、JBoss ON Monitoring for SOAが4CPUあたり39万6,000円(税別)。